【宗教】「ヨブ記」とかいう神に理不尽な試練を受け続けた不憫なおじさんの話www
【宗教】「ヨブ記」とかいう神に理不尽な試練を受け続けた不憫なおじさんの話www
彼は町の門に座すほどの地位があり、老人や有力者たちから尊敬を集めていました。
また、神の目から見ても「正しく、まっすぐな義人」とされていました。
ところがある日、神の前に御使いたちが集まったとき、その中にサタンがいました。
神がヨブの忠実さを誇ると、サタンはこう疑いを投げかけます。
「彼の信仰は、見返りを期待してのものではないか?」
神はその言葉に対し、サタンにヨブを試すことを許します。
こうしてヨブは、一夜にして家族と財産のすべてを失うことになります。
それでもヨブはこう言いました。
「私は裸で母の胎から出てきた。裸でそこに帰ろう。主は与え、主は奪う。主の御名はほめたたえられるべきだ。」
ヨブは神を責めず、信仰を揺るがすことはありませんでした。
しかし、サタンはさらに神に願い出て、今度はヨブの体に重い皮膚病を与えます。
ヨブは体中に腫れ物を患い、灰の中で陶器のかけらを使って体を掻きむしる日々を送ります。
妻からは「神を呪って死んだ方がましだ」とまで言われましたが、それでも彼の信仰は揺らぎませんでした。
その姿を見て、遠方から3人の友人が訪れます。
しかし、あまりに変わり果てたヨブの姿に衝撃を受け、7日間、一言もかけることができませんでした。
やがて友人たちは語り始めますが、その内容はヨブをさらに追い詰めます。
「神は罪ある者に罰を与える。お前がこれほど苦しんでいるのは、何か罪を犯したからではないか。
罪を認め、悔い改めて信仰に立ち返るべきだ。」
しかしヨブにとって、それは覚えのない非難であり、不当なものでした。
彼は信仰を守ろうとしますが、反論は次第に自己弁護になっていきます。
そこへ青年エリフが現れ、「神よりも自分を義とした」としてヨブを戒めます。
そしてついに、神ご自身が嵐の中から現れ、人間には測り知れない神の偉大さを示されました。
ヨブは深くへりくだり、3人の友のために神に祈ります。
その姿を見て、神は再び彼を祝福し、失われたもの以上の恵みを与えたのでした。