【洒落怖】洒落にならない怖い話『小さな貸し』
【洒落怖】洒落にならない怖い話『小さな貸し』
Sと知り合ったのは大学の講義だった。最初は気の合う友人の一人、くらいに思っていた。
Sは親切だった。俺がレポートで詰まっていると「俺のノート貸すよ」と差し出し、終電を逃したときは「家に泊まっていけよ」と言ってくれた。
俺は感謝したし、何か困っていたらお互い助け合える関係なんだと思っていた。
それが、Sのやり方だった。
続きを読む
Sと知り合ったのは大学の講義だった。最初は気の合う友人の一人、くらいに思っていた。
Sは親切だった。俺がレポートで詰まっていると「俺のノート貸すよ」と差し出し、終電を逃したときは「家に泊まっていけよ」と言ってくれた。
俺は感謝したし、何か困っていたらお互い助け合える関係なんだと思っていた。
それが、Sのやり方だった。
続きを読む