【洒落怖】洒落にならない怖い話『ならず者』

【洒落怖】洒落にならない怖い話『ならず者』

631本当にあった怖い名無し sage 2009/08/28(金) 08:12:16 ID:QFQPfpn90

知り合いの知人の男性Aさんの話です
Aさんは1人で洋食屋をやっていました
Aさんは長年ホテルの厨房でコックをしていて
40歳を過ぎて初めて出したお店です
評判もよく繁盛していました
ある日Aさんの店にひとりの客が着ました
男性客なんですがヨレヨレの薄汚いジャンパーを着て
見るからにホームレスのような格好をしています
Aさんが注文を聞きにその男性のテーブルに行くと
男性がよわよわしい声で
「お金・・・ありません」
「えっ?」
「お金ないんです・・・」
それっきりうつむいて黙り込んでしまいました
見た目もAさんとあまり年齢もかわらないところに同情したのか
気の優しいAさん
「よほどお腹が空いて藁にもすがる思いでうちの店に来たのかな?」
なんて思いすぐ厨房へ戻ると余った肉を焼き
付け合せのキャベツを盛ると男性のテーブルへ持っていきました
「ありがとうありがとう」
男性は何度も礼を言い料理を食べると店をあとにしました
「これで立ち直ってくれれば・・・」
本当に良心のつもりで行ったことだったんですが・・・
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